あるある症候群

人知れず埋没してしまっている『あるある』たちを見つけ出してやらずにはいられない欲求が抑えきれない病気。

17Liveで1億円のはずが、17Qで1万円になった話

こんにちわ、RR博士だよ。

2017年の年末あたりでしょうか、稼げるアプリとしてテレビで紹介されていたライブ配信アプリ17Live。「イチナナライブ」と読みます。

youtubeとはまた違って、リアルタイムのライブ配信をすることができるアプリです。

誰でも配信できますが、素人や芸能人の卵だけでなく、テレビで有名な芸能人も配信していますね。

 

 

同じライブ配信アプリであるSHOWTIMEなんかと同じように、投げ銭(ギフト)を購入して、お気に入りの配信者にプレゼントができるサービスですが、台湾発のアプリで中華圏のユーザーが多いのが特徴で、月収300万円とか稼ぐことも可能です。

本場台湾では月収で1億円稼ぐ人もいるそうです。

そんなことを聞いてしまったら、やってみたくなりますよね。 

「1億円?ほぅ、そうですか、そうですか。ならば妻にやらせてみましょうか。」

 

って、自分ではやらずに、身近な人物にやらせていくスタイル。

あるあるやね。

人間のクズだね。

 

「たのしそうなアプリがあるよ。」

「歌を歌ったりおしゃべりするだけで300万円もらえるんだって。」

てきとーなことを言って、妻をその気にさせ、配信してもらいました。

 

誰も見ていないのにスマホのカメラに向かってあいさつしながら手を振り続ける妻。

それを自分が映り込まないように部屋の扉の陰から見守る自分。

「いったいこれは何なんだ。」

結婚以来もっともシュールな時間と空間に戸惑いながらも、じっと息をひそめて、妻の異様な姿をそっと見守り続ける自分。

「いったい俺は何をしているんだ。」

「ごめんよ妻、もういい、もうやめよう。」

そう言いかけようとする矢先、妻はつまらなくなってしまったようで、

「つまらないっ!おしまいっ!」

と配信を止めました。

「ですよね、ですよね~」

理解不能な状況からの解放感と、なんか申し訳ない気分と、そんなに甘くはないんだなという落胆と、例えようのない虚無感に襲われて、その夜は酒をあおりましたね。

 

トップライバーになるためには一歩ずつ手順を踏もう

 

あんな仕打ちを受けながらも、妻はその後もちょいちょい配信を続けていたようで、そうこうしているうちに、妻をトップライバーになるよう指南してくれるというフォロワーが現れ、すぐに終わると思われたあのシュール劇場が、まさかの新展開を始めたようです。

そんな中でなんとなく分かってきたのは、いきなり配信して当たって砕けろってのはダメで、一歩ずつ着実に前進していくことが必要だってことです。

 

17Liveを利用しているユーザーは大まかにいうと、配信者であるライバーと、自分では配信せずにライバーたちを応援するリスナーに分かれます。

新人ライバーは配信してもほぼ誰も見に来てくれません。それはそれは悲しいほどに。

で、誰も来ないし、一人でしゃべっているのもなんか変な感じなので黙ってぼけーっとしていると、たまに来る通りすがりのリスナーに、「あ、この人つまらない」と感じさせてしまったり、一人目のリスナーが来たのに気付いて急に取りつくろったとしても、「あ、この人急に意識し始めた、こわい」と感じさせてしまったりという悪循環にはまってしまい、つまんねって配信をやめてしまいがちです。

あるあるやね。

面白いかどうか、楽しめるかどうかわからない配信を見ることに貴重な自分の時間を使うなんてリスナーはほとんどゼロです。

そんなよくわからない草ライバーなんかよりも、いいね数、フォロワー数などの評価によってそこそこの面白さ、楽しさが担保されている人気のライバーさんにさらにリスナーは集まっていきます。

ほかのSNSなんかと基本的に一緒ですね。

 

じゃあどうしたらいいんだ、って話ですが、対策もほかのSNSと基本的に一緒です。

まずは、自分から好きなライバーの配信に出かけて行って、いいねをしたり、コメントをしてみたり、フォローしたり、お金がかかりますがギフトを贈ったり、交流をします。

そんななかで、逆に自分が配信するときは見に来てもらうような約束をしたりして、リスナーを徐々に増やしていきます。

プロフィール欄に自己紹介や配信時刻だけでなく、ツイッターやインスタグラムなど、SNSのIDをのせたりしてアピールしていきます。

カタコトの中国語であいさつしたり、中華圏のユーザーへのアピールも忘れてはいけません。

 

そうした努力の末、ある程度リスナーが来てくれるようになると、配信してもコメントが0なんてことはなくなってきて、コメントに返事をしていれば場を持たせることができるようになってきます。

リスナーの中には、ただただ純粋にお気に入りのライバーの順位を上げたいという思いで積極的に応援してくれる人も少なからず存在します。

配信中にリスナーが自身のフォロワーに配信をシェアしてくれたりすれば、どんどんリスナーが増えていき場が盛り上がっていきます。

そんな感じである程度人気者になれば、ファンがどんどん集まってきます。

強いものはさらに強くなっていき、弱いものはただただ弱い、そんな世界です。

 

クイズだったら自分にもできる

 

自分のトップライバーへの道は、無理そうなんで諦めます。

ただ、自分の手は汚さずに、平気で妻を実験台にしてしまうクソ野郎のRR博士ですが、クイズに答えることぐらいはできるんです。

 

17Liveでは公式の運営による、17Qというクイズ配信が毎日2回行われています。

1回あたり7問(以前は12問でした)のクイズが出題され、全問正解すると賞金3万円を全問正解者で山分けするというルールです。

クイズの問題は4択で回答時間は10秒間、回答のやり直しはできません。

 

 

以前は、全問回答者が1人しか出ず3万円総取りってことがざらにあったので、

「えっ?てことは、1回3万、1日2回で6万、一か月で180万円か、ふむふむ。」

なんて思っていた時期もありましたが、現実はそんなに甘くなく、最近はみんなレベルが上がってきたんだかなんだか、全問正解者300人以上で1人100円以下なんてことが結構あったりします。

 

で、あのころの野望がウソのように、地味にこつこつ貯めて、3か月たってようやく1万円を越えそうなところまで来ましたよ。

 

 

17Qでは、獲得賞金が累計1万円以上になって、ようやく出金してくれるスタイルです。

なんかLive配信アプリの正しい使い方じゃない感じで後ろめたさもあるんですが、これが自分の出した答え、自分のスタイル。

でも1万円振り込まれたらやめちゃうんだろうな。