ヒルトン小田原でアップグレードされてみた
こんにちわRR博士じゃよ。今回は、HPCJの割引券を使い切るためにヒルトン小田原に行ってきたお話じゃよ。
「2017年10月1日より、HPCJのルールが変わります。」
そうなのか、改正前は20%off、改正後は25%off。なるほど、お得になるんですね。
いや待てよ、改正前は、早期予約割引と併用して早期予約割引15%offからさらにHPCJ特典割引20%offで結局32%offにできてたから、えーっと、えーっと・・・
「改悪ですね! (キリッ」
あるあるやね。数字のマジックを利用してお得なように見せかけて実はお得でなくなる。
そもそもHPCJは使い方がとても分かりずらく、この会員特典20%offには除外プランがあり、割引セールのほとんどと併用できないなど使い勝手がとても悪かったんです。
ルール改正後は『HPCJ会員限定割引プラン(25%off)』のように独立したプランになったのでわかりやすくはなりました。
あ、HPCJって何ってことですよね。
説明しよう、HPCJとはヒルトンプレミアムクラブジャパンの略称で、年会費は25,000円で、会員になると宿泊費用が25%割引、宿泊時のレストランの代金は20%割引してくれるという有料会員制サービスのことです。
年会費がバカ高いですが、SFCなど航空会社の上級会員や、アメックスゴールド、ダイナースなどのステータスの高いクレジットカード保有者には、
特別に年会費10,000円で加入することができるというオファー
が来ます。
あるあるやね。お金持ちだけ特別価格にして囲い込もうなんて魂胆が透けて見えていやらしいですね。
15,000円割引の10,000円でも高い!と思われるかもしれませんが、入会すると日本のヒルトンおよび韓国の対象ホテルで利用可能な10,000円分(1回の清算につき1枚のみ利用可能な5,000円のものがが2枚、期限1年間)の割引券がもらえるので、25%offなどと合わせてトータルで考えると二度利用すれば実質無料以上になるというものです。
ただ、最近はひんぱんに50%offセールが開催されますからね。
現在もアジア太平洋地域の対象ホテル35%offのキャンペーン中で(11月13日14時まで)、さらに11月21日14時から日本・韓国・グアムの対象ホテル50%offのキャンペーンが始まります。
我々小市民はこういったセール価格を見てしまうと、アンカリング効果によって通常価格で予約するなんてことをためらってしまいますね。
あるあるやね。そもそもアンカリング効果なんて関係なく、手が届きませんけどね。
だもんでこのHPCJ、ホテルのレストランを利用することが多い場合はトータルでお得になることも多いかもしれませんが、いまひとつ感が否めません。
そんなこんなで、せっかく入会したHPCJですが、割引券が利用可能な対象プランをなかなか使う機会がなく、使用期限も迫ってきてしまったので、ルール改正前に早期予約割引との合わせ技でお得に利用しようと、ヒルトン小田原を予約しました。
予約したのはスーペリアツイン(27平米)。もともとの価格が24000円で、早期予約割引15%offを利用して価格は20,825円。さらにここからHPCJの特典で20%offの16,660円になります。
ここにサービス料13%や税金などがかかってきて、トータル22,832円です。
2名なので1名あたり11,416円。
目玉は飛び出しませんが、素泊まりでこの価格。そんなにお得感を感じさせません。
微妙。
そんなモヤモヤを解消してくれる素敵な制度があるんです。
それはヒルトン・オナーズという会員制度です。
シルバー会員になりますと『レイトチェックアウト』と『ペットボトルの水』という特典が受けられます。
正直「ちっ!シャバいな。」って感じですが、ゴールド会員になりますと、これらの特典に加えて、『空き室状況に基づくプリファードルームへのアップグレード』、『朝食無料(本人と同伴者1名)』という特典が受けられます。
この差がとてつもなく大きい。シルバーとゴールドの間には越えられない壁が存在するのです。
このゴールド会員になるには、年間20回以上の滞在または40泊、または75,000ベースポイントが必要です。
ベースポイントというのは、ヒルトンでの支払い額1ドルにつき10ポイントもらえるというものです。
つまり、1ドル110円とすると、750,000ベースポイントを獲得するには、年間825,000円もヒルトンで散財しなければなりません。
ということで、どう転んでも、ヒルトン・オナーズのゴールド会員になろうなんてことは一般小市民には無理ゲーなんです。
ただ、このまるでアラサー女子が結婚相手に求める条件のような無理難題などクリアする必要なく、ゴールド会員になるチートが存在するのです。
ただ、お金はちょっとかかります。
あるあるやね。うさんくささ全開やね。
ヒルトン・オナーズVISAカード(ゴールドカード)
このカードを作ってしまえば、持っている限りずっとゴールド会員です。はい。
クラシックカードではシルバー会員にしかなれないので、作るならゴールドカードを作りましょう。
年会費は税込13,950円とちょっと高いですが、マイ・ペイすリボというものに登録すると税込5,400円割引で、税込8,550円になります。
リボ払いといっても、毎月の設定額を高くしておけば、一回払いと変わらないので、登録したほうがいいでしょう。
さらに2年目以降はweb明細の利用で税込1,080円割引され、税込7,470円まで下げることができます。
今なら新規入会のうえ10万円以上の利用で10,000ポイントがプレゼントされるキャンペーンをやっています。11月30日までです。急げ!
ってまあ、ほぼいつも何かしらキャンペーンやってますけどね。
あるあるやね。
オナーズ会員は、宿泊の前日(24時間前)から公式アプリで事前チェックインができるのですが(デジタルチェックイン)、このときに、アップグレード可能な部屋が表示されます。
というか、勝手にアップグレードされていて、さらにお好きな部屋が選べますよという感じになっています。
今回は、和洋室デラックスにアップグレードされました。アサインされたのは9階の部屋。8階から10階の部屋が選べたので、10階の部屋に変更しておきました。
ここで部屋を指定してしまいますと、当日フロントにてされに変更が難しいという話もあるようですが、今回は到着後の手続きのときに、「さらに高層階の部屋が空いておりましたので、そちらに変更させていただきました。」とのうれしいお知らせ。
指定した部屋ではないのにさらに高層階の部屋に変更されるのは、「バカと煙は高いところが好きだからな、このバカは高いとこに追いやっとけ。」という扱いを受けているわけではなく、公式アプリで部屋の好み等を指定できるようになっていて、基本的にはそれをもとに割り振っているようです。
ゲスな話ですが、今回のヒルトン小田原での滞在で受けた特典を金額で表しますと、部屋がだいたい12,000円程度、朝食2名分で6,000円程度なので、合計約18,000円+水となります。
一回で元が取れましたね。げっへっへ。
ちなみに、この特典は基本的に公式からの予約に限るとされていますが、他からの予約でも対応してもらえることもあるようです。
敷地に入ってからホテルまでけっこう走ります。すごい広さです。
どうやらこのホテルはもともと、雇用・能力開発機構というところが雇用保険料を財源に455億円かけて建設した「スパウザ小田原」という施設だったらしく、中身も超豪華なんです。
プールも25mプールに加えて、ジャグジー的なものもあって超広いです。温泉の大浴場もあります。大浴場は眺めも素晴らしく、朝は6時から入浴可能で相模湾から上る朝日が拝めました。
結局すぐに立ち行かなくなって、なんだかんだでヒルトンが買収したそうです。ちなみにヒルトンはこの施設を9億円ほどで手に入れたんだとか。買い物上手ですね。
ロビーではクリスマスやってました。
部屋の様子です。
眺望はすばらしいです。
その他、ボーリング、ゴルフ練習場、バドミントンなどなど、施設の充実ぶりはすごいです。
夕食はレストラン「ブラッセリー フローラ」でいただきました。ビュッフェ形式で1人5,800円で、ドリンクは別。3,500円でアルコール含め飲み放題というのもありました。
味は普通にうまかったです。
朝食は自分で作れる海鮮丼が楽しくておいしかったですね。
帰りは箱根美術館にふらっと寄って、今年はもう家では見られなくなってしまった紅葉したモミジを拝んできましたよ。